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フレームレート08/02/01 02:55
モニタのフレームレート(リフレッシュレート)は家庭用TVでも何種類かある。
日本ではNTSCという規格がメインで、59.94Hzである。
海外ではPALも多く、これは50Hzである。
PCのモニタは50〜120Hzくらいは普通に設定できるものがある。

ゲーム(に限らず画面の動くもの)を作る場合、動きをスムーズにするために表示の更新をモニタのフレームレートにあわせる。
ところが、何も考えずに「→を押したら1フレームに1ドット右に動く」のような作り方をすると、60Hzの環境と120Hzの環境で2倍も速度が違ってしまうことになる。
(携帯ゲーム機のようなフレームレート固定の環境なら問題にはならないのだが。)

そこで、この問題について考察する。
表示を更新する間隔をSYNC、画面の座標等を更新する間隔をLOOPと呼ぶとしよう。
SYNCは環境によって固定されていて、LOOPは好きに設定できる。
しかし、単純にSYNC=LOOPにすると上記の問題が起きる。
ところが、SYNC≠LOOPにすると、1SYNC中のLOOP数が一定でなくなり、一定速度で動いてるものが一瞬止まる/早く動くと言うことが起こり、カクカク動いて見える。

この問題を解決するために、単純に考えつくのは、SYNCに応じてLOOPでの処理を変えることだろう。
[実装1]
while(1)
{
    float time = GetLoopTime(); //前回の呼び出しからの経過時間を取得
    GameLoop(time);
    Draw();
    WaitVSync();
}

GameLoop(time)では、timeに応じて移動距離などを調整する。
これだとSYNCによってパッドの反応速度等は変わってしまうが、そこまで気づく人はいないと思われる。(いない…よね?)
通常時はこれで問題はないだろうと思う。
多少の処理落ちも吸収できる副作用もある。

この実装において、リプレイを再生する場合を考えてみる。
リプレイデータは、乱数の種と各フレームのtimeとパッドの入力とする。
リプレイの再生は次のような処理になる。
float t_replay=0;
float t_sync=0;
int i=0;
while(1)
{
    float time = GetLoopTime(); //前回の呼び出しからの経過時間を取得
    t_sync += time;
    while(t_replay<t_sync)
    {
        t_replay += replay[i].time;
        i++;
        if (i>=replay.len)
        {
            // リプレイ終了
        }
        SetPad(replay[i].pad);
        GameLoop(replay[i].time);
    }
    Draw();
    WaitVSync();
}


timeとreplay[i].timeが完全に一致してれば1SYNCに1LOOPが再生され、スムーズに見える。
しかし一致しなかった場合、1SYNC中に2LOOP再生されたり1LOOPも再生されなかったりして、カクついて見えることが予想される。

そこで回避策として、表示より十分早い固定レートでGameLoopを実行することも考えてみた
[実装2]
float t = 0;
while(1)
{
    float time = GetLoopTime(); //前回の呼び出しからの経過時間を取得
    t += time;
    while(t>LOOP_TIME)
    {
        t -= LOOP_TIME;
        GameLoop(LOOP_TIME);
    }
    Draw();
    WaitVSync();
}

ここでLOOP_TIMEをいくつにするか考察してみる。
家庭用TVゲームの場合は50/59.94/60Hzの何れかであると思ってよい。
これらの最小公倍数を取ってみると299700Hzとなり、明らかに非現実的である。
59.94はおおよそ60であるとして、50と60の最小公倍数の300Hzというのが現実的なところである。
しかし日本で一番多い59.94Hzについて妥協するのは得策とは思えない。
またCPU負荷の問題もある。

■実験
59.94Hzのモニタを使用し、オブジェクトを等速運動させながら、(1/LOOP_TIME)を50, 60, 70, 120, 140, 300の6段階で変更してみた。
(70,140は50Hzのモニタで60,120を再生したときを想定)
・ 50:×ガクガク
・ 60:△スムーズだが時々カクっとなる
・ 70:×ガクガク
・120:△時々カクっとなるが、60よりは違和感は小さい
・140:×50や70よりはスムーズだがカクカクする
・300:○時々カクついているはずだが、ほとんど分からない。
という結果になった。
70,140でカクカクするということは、50Hzのモニタで60,120で再生したときにカクカクするということである。
この手法をとるなら300以上にするべきであろう。

以上。

********************************************************************

実装1ではあたり判定などの処理を適当にやると、処理落ちしたときに敵の弾をすり抜けるとかいうことが起きる。
実装2のLOOP_TIME=300はCPUパワーがかなりあやしい。
実装1で毎フレーム時間を計るのをやめて、起動時にフレームレート取得してtime固定にするかな?

さて他のゲームはどうしてるんだろう…
動画は24fpsと30fps混合のときは最小公倍数の120fpsにするようだけど。

卒論/修論の季節ですね。
minibbs - テスト稼動中
creeper2012/05/03 01:28
.jpからもきてるんか…
creeper2012/05/02 10:52
誰も書き込まないのにSPAMばっかりくるようになったのでhost名制限かけました。
基本的に逆引きできて*.jpにならないと弾きます
wataru2010/12/01 11:43
GT5俺がかわりにやっといてあげますよ。
q2010/12/01 10:35
消化不良すぎ
2010/10/30 01:03
netbeansだとmakeファイル使う機会があるかもしれませんね
2010/10/05 06:04
なに書き込み不可能とか直しちゃってるのこわい
creeper2010/10/04 02:58
長いことコメント書き込み不可能になってた。直しました。
ao 2007/09/30 10:54
お、良いねぃ
creeper2007/09/16 05:18
そこまで詳しくなかったので調べてみた。Wikipedia万歳
なるほど、失敗する6号機まではかぐやと同じ3t強をSBB無しの202で上げてたんですね。
SRB-Aの出力を下げてSBB追加することでとりあえず対応していたと。

今後の予定をみると、次の燃えるのは2010年の金星探査機かー
「超高速インターネット衛星WINDS」は名前には惹かれるけど都心に引きこもってる限り関係ないなー
Wikipediaの予定だとWINDSは2024になってますね。
重量的に、2024か204か新型か…
A責ダッシュ!2007/09/15 10:11
SSB使っての打ち上げって今回が最後じゃなかったかな?
まー、今回のもSRB-Aがもともとの性能を出せてれば2022じゃなくて202で上げられたかもしれないです。LE-7Aの再生長ノズルはこなれてきたようなので、元のSRB-Aが復帰すればまたちょっとづつ色々変わっていくんじゃないのでしょうか。H-IIBも控えてますしね。
creeper2007/09/12 05:55
http://lovelove.rabi-en-rose.net/blog.php?n=256

今回はcygwinのgccつかってます。
まぁ、ソース見ての通りこの問題が1:1になるのは自明で、
かつrandの結果は偶数奇数が交互に出るようなこともなく、
おかしな偏りも無かったのでOKということで。